2ヶ月という期間もあっという間に流れてしまいました。 昨年末、 今回のイベント郡を行うにあたって、 ぶつかった2つの悩み。 もう1つはイベントを開催するにあたって、 ワンメイクという制作を別の視点から見たときに、 ラボラトリー=実験室 という思考、
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樹脂という素材。その魅力をどう楽しめるか? いろいろと試す中で、同じ模様が出来ないことに気がつき、 あえて楽しむ方向を模索。 目新しさの奥にある、偶然が出す一期一会。 制作サイドが苦労して1点1点制作するのは当然ですが、 イベントですし、お客さんに自ら制作体験してもらうという リアルに参加できる企画も面白いと考え、 2店舗だけではありましたが 開催しました。 そして、杢目金。 兼ねてより挑戦してみたかった技法のひとつで、 板材を削ることで、1点1点ユニークな木目柄が浮かび上がります。 予測は出来ても、同じ模様にならないのが魅力のひとつです。 木目金による板材の制作には、職人技術が必要とされてきます。 しかしながら、私は杢目金職人ではないので失敗の連続です。 この「杢目金技法」というものは日本古来の伝統技法であり、 そこには非常に奥の深い世界が拡がっています。金属にはそれぞれの癖があり、 慣れない作業の中、不十分な設備で行う難しさ、 コスト面での負担など悩ましく やりたくてもやれない。 銀と銅でさえ、何度となく失敗し、板材を作ることでさえとても苦労しました。 さて、制作した木目板を用いて制作に入ります。 杢目金作品を扱う時には、杢目の魅力に頼りすぎないよう ベースのデザインをなるべく残し、アクセント的に使用するよう展開しました。 同じシルバーのデザインとはいえ、手の込んだ木目模様を入れるという ちょっとの、でも深い違いを込めた作品が出来上がります。 苦労の割りに地味なのが玉に傷(笑) そんな樹脂と木目。 通常、「生産」というものは、(細かなこだわりを除けば)品質を安定させ、 同じものを造り続けねばなりません。 それが信頼というものだと思います。 しかし、今回の取り組みのような行為は、 好みこそ分かれど、品質は保ちつつ、同じでないもの、すなわち 「全てが一点モノ」という要素を添えた モノ作りができたのではないでしょうか。 作り手として、メーカーとして、様々な提案を続けています。 たまにはこういう楽しみ方もどうでしょうか? というのが今回のイベント行脚のオマケの要素として ご披露出来たのではないでしょうか。 とも言いすれ、これはこれ。 次は次。 また何かを、企んでみようと思っています。 各地のイベントにご参加いただいたお客様、ありがとうございました。 お会いできたことを嬉しく思います。 これからもストレンジフリークデザインスをよろしくお願いいたします。 |
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